「靴と革の日々」 by 靴屋の小人

靴屋の小人が一生懸命靴作りとレザクラをするお話です

靴作り2作目(ルームシューズ)

完成した〜 (^-^)

ルームシューズシリーズ5足目にして最終作、完成しました! やはり今までの中で一番の出来です。学びが開花したのかも知れませんし、たまたまかも知れませんが (^_^;) 実を言うと、見えないところで失敗をしていたのですが、うまく修正が出来たので大事に至…

きれいにカット出来た (^-^)

革の性質によるのでしょうが、今までになくきれいにカット出来ました。 左足もまずまずでしたが、右足の方が格段と良いです。 腕が上がったと思いたいのですが… 「包丁研いでおきましたからね。」と、マスターにサクッと言われちゃいました (^_^;) そろそろ…

心を込めてチクチクします

アッパーと底の貼り合わせからの周りカットも終わり、縫製に入ります。(まだ、左足だけですが) ルームシューズシリーズ最後の作品なので、気合一発心を込めてチクチクしています。 引っ張りすぎるとシワがよる問題については、前回よりの学習で既に解決済み…

意外なところに落とし穴が…

チクチク開始しました。履き口の部分です。 菱目打ちはスムーズだったので、そんなに苦労することもなくチクチク出来るだろうと思っていたのですが、意外と苦戦しました。 表面が柔らかいシボ革なので、糸を引っ張りすぎると表面に皺がよってしまうのです。…

5足目、終わりの始まり

ついに、ルームシューズの最終ランナーになりました。 今回使う革は、2足目に近い質感ですが、表面にシボがあり、また異なる風合いです。 そこそこの厚さですが、そんなに切り難いということはありません。 ライニングは黒。結構、渋目の出来上がりになりそ…

4足目、完成〜♫

アッパーと底を縫い合わせた後、周りの裁断面を整え、彩色してコバ磨き。 遂に完成です! 4足目にして、大きな失敗もありましたが、何とかここまでたどり着きました。 色々やってみないと分からないものだなぁ。 手縫いミシンという、新たな経験を積み重ね、…

面白い! …でも、やらかしてしまった…(-。-;

いや〜、とにかく面白い! カタッ、カタっ、カタッて、ひと針ずつ進んでいくのがたまりません (^-^) 僕だけかなぁ、こんなにテンション上がるの。でも、面白いんだから。 段差があると外側に圧力がかかるので、どうしてもラインが外にずれてしまいます。その…

手縫ミシン、始動!

とにかく、ひと針ずつ縫っていく感覚がとても新鮮です。 普通のミシン縫いでもなく、また手縫いでもない。 手縫いよりも速く、そして繊細。 少しずつ動かせるので、方向修正が簡単。 何と言っても、ひと針ずつ進んでいく、その動きが好き。 ・裏側が見えない…

手縫ミシン登場!

コンパクトに見えますが、相当に重いです。 マスター曰く、「鉄の塊」なんだそうです。 右手のハンドルを回すと、ひと針ずつ動きます。 シンプルな構造ですが、なかなかの優れものです。 カッコいいフォルムですね (^-^) 今回は、コイツを使います。

革の質(貼り合わせ〜そして裁断)

工程については今まで同様ですが、やはり、革の質の違いが作業に影響します。 今回の革は、柔らかいけど弾力があって、比較的コシがある、しっかりとしたタンニンなめしの革です。 一言でいえば、 「もち肌!」 本当にモチモチしています。 色つやといい、触…

4足目は白!

履く人のリクエストにお答えして、今回はクリーム色です。比較的柔らかな質感の革です。 マスターが言ってましたが、白っぽい色の靴のオーダーをいただく時には、普段よりも緊張するとのこと。作業場を常に綺麗にしておかないと、少しのことでも色が移ってし…

3足目が完成しました!

コバをエンジ色に染めてからトコノールでコバ磨き♫ 下は染色前、上は染色後 地味な作業の割には時間がかかります。ん? 地味な作業だから時間がかかる? とにかく、黙々と作業を行い、できたのがこれ↓ 前2足に比べても良い出来です (^-^) ちょっと嬉しいです…

チクチク完成〜!

前工程では、若干凹み気味で苦労しましたが、打って変わってチクチクは上手くいきました。やったぜぃ (^-^) アッパーを縫った時と同じような感触で、すいすいと作業は進みました。 上手な方には到底及びもしませんが、目も比較的揃っているように思います。 …

おやおや? 違うぞ…

アッパーの裁断と縫製をした時は、すんなりいけたのですが、底とアッパーを貼り合わせた後、その周りを裁断するにあたって、大きく考えを変えることになりました。 とにかく、切るのが大変! うまくいく時は、スパーッと行くのですが、いかない時には四苦八…

チクチク開始〜!

やはり、想像していたとおり、スムーズにいきました。 腕前が上がった〜!と思いたいところですが、革の材質によるのでしょうね。 コシのある革なので、針が菱目をスッと通ります。特に底の部分は同じ革を2枚貼り合わせているので、より一層硬くなります。縫…

貼り合わせ、そして菱目打ち

まずは張り合わせ。そして、とてもいい感じ。 思ったより薄かったのですが、コシがしっかりあるので違和感はありません。逆に作り易そうな感じです。 貼り合わせながら緩やかなカーブをつけます。三作目にしてやっと、大して貼り直すこともなく、自然なカー…

ルームシューズ、3足目に突入!

今度は一転して、コシのある素材に挑戦。一作目に近い質感ですが、また、味わいが異なります。 ちょっとした作業の成否が、出来栄えにストレートに効いてきそうなので心配です。前二作の経験が生かせれば良いのですが。 三作目にして、こうすればこうなるの…

コバの処理から完成へ!

いよいよ最終工程です。 グラインダーで周りを整えました。 それから色を付けます。 クロムなめしの革なので、ドンドン吸い込まれて中に入って行きます。 一とおり塗れたらもう一周。それから樹脂で固めます。トコノールでは染み込むのでダメなんですって。 …

二足目、縫い終わる

順調に縫い終わりました。想定していたとおり、前回とは打って変わってスムーズに進みました。 軽快なジャズの調べに乗って、あっという間に縫い終わりました。 革の性質が違うせいなのか、ゴムのりが剥がれなかったからか、菱目打ちが良かったのか、何が要…

これなら大丈夫!?

前回は、斜めにカットしてしまったため、菱目も若干斜めに打ち込むことになりました。 接着していたゴムのりが剥がれるということもあり、アッパーと底を縫い合わせる工程で、大変な目に遭いました。 (詳しくは、こちらを↓↓↓) 「まだまだ縫っていきます」 ht…

厚い+柔かい=切りにくい!

2枚貼り合わせる部分でも、既に切りにくかったのですが、4枚になると更に切りにくくなりました。 スパーッと切れると、めちゃくちゃ気持ちがいいです。反対に、切れた!と思っても繋がっていたり、切り残しがあったりすると、ボコ凹みになります。 今回は、…

うまく縫えた!かな?

裁断には、クロムなめしの柔らかい革にかなり手こずりましたが、うって変わって、思いのほかスムーズに縫うことができました。 前回に比べて、しっかりと菱目を打てたのと、菱目打ちを抜くときに、革を押さえながら優しく抜いたのが良かったのでしょうか。綺…

ルームシューズ、2足目の製作が進んでいます

革の裁断から少し時間が経ちましたが、工程が少し進みました。 今回は、1足目よりも少しスピードアップ出来るかな、と思っています。 ただ、革の質が違うので、難易度は上がっています(すでに裁断で四苦八苦しています)。 それはさておき、履き口と踵の部分…

2足目に挑戦!

何とか1足出来上がりました。この調子で、後4足作るつもりです。5足目では、本当に上手くなっているのか、今から楽しみです。ただ単に5足作った、ということだけでは、決して上手くはならないのでしょう。失敗から得られる気づきと、それを吸収出来る技量向…

コバ磨き、そして完成

来た〜! コバ磨きです! ピッカピカになるやつですね。ツイッターでよく見かけるカッコイイ技です。 みんなが使っている「トコノール」を使います。それから、コーンスリッカー(シリアルの外箱に描かれている蜂蜜をすくう蜂蜜ディッパーみたいなやつ)も使い…

縫ったぞ〜!

アッパーと底の縫製です。 強力ゴム糊で貼ったのですが、穴開け工程で菱目を抜くとき、結構力を入れて抜かなくてはいけなかったので、所々接着が外れてしまった箇所が出来ました。特に、つま先の部分は数センチほどぱっくりと割れてしまい、もう一度ゴム糊を…

まだまだ縫っていきます

履き口、踵と縫っていきました。今度はアッパーと底を縫い付けます。 革を4枚縫い付けるので、穴あけも大変です。前回は1ショットで貫通したのですが、今回は2、3回たたかないと穴が通りません。また、表はokでも、裏で落ちているとお話にならないので注意…

縫うぞ〜!(今度は本当)

「穴を菱形にするのは、縫い目をきれいに揃えるためなんですよ。」と、マスター。 針を通した後に糸を引っ張るんですが、その時は菱目の形に合わせて一定方向に引っ張ると、綺麗な縫い目が揃うそうです。常に同じ動作を同じ力加減で繰り返すことにより、同じ…

縫うぞ〜! (でも、まだだけど)

初めての手縫いです。 手縫ができるようになると、他のレザークラフトにも役に立つので、しっかりとマスターしたいと思います。 履き口のところから取り掛かります。 まずは穴あけから。 穴あけには、ねじ捻と菱目打ちとハンマー?を使います。 革の端から均…

裁断、そして貼り合わせ

パーツはこれに、クッションとして入れる中敷です。後の工程のことを考えて、銀ペンの線よりも2ミリ程度大きめに裁断します。 続いて、アッパーの部分を貼り合わせます。茶革が内側、黒革が外側なので、若干内側に湾曲するように貼り合わせます。 貼り合わせ…