「靴と革の日々」 by 靴屋の小人

靴屋の小人が一生懸命靴作りとレザクラをするお話です

ルームシューズ、2足目の製作が進んでいます

革の裁断から少し時間が経ちましたが、工程が少し進みました。

 

今回は、1足目よりも少しスピードアップ出来るかな、と思っています。

ただ、革の質が違うので、難易度は上がっています(すでに裁断で四苦八苦しています)。

 

それはさておき、履き口と踵の部分のカット、そして菱目打ちをします。

 

表裏を貼り合わせた後、縫い口の外側をカットします。包丁を寝かさないように気をつけて切るんですが、カーブに差し掛かると、革が引っかかってたるんでしまい、力が入って内側に刃が寝てしまいます。う〜ん、どうしたものか…

また、革がたるんだところは、切り口が波を打ってしまいます。後で切り口を整えるのですが、なかなか綺麗には行きません。「最後にグラインダーで整えるから大丈夫。」と、マスターに言われても、気持ち的には…です (-。-;

 

一方、菱目打ちは順調に行きました。針を通してみないと分かりませんが、うまく抜けたと思います。力加減も均等に出来たように思います。

前回は、打つところに菱目で印をつけてから穴を開けたのですが、今回はいきなり打ち込みました。でも、穴の位置が乱れることもなく、それなりに綺麗に打てたと思います。

 

糸は黒にしました。濃い緑の革の色と、とてもマッチしています。

さてどうなるのか。縫うのが楽しみです (^-^)

 

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