「靴と革の日々」 by 靴屋の小人

靴屋の小人が一生懸命靴作りとレザクラをするお話です

チクチク開始〜!

やはり、想像していたとおり、スムーズにいきました。

腕前が上がった〜!と思いたいところですが、革の材質によるのでしょうね。

 

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コシのある革なので、針が菱目をスッと通ります。特に底の部分は同じ革を2枚貼り合わせているので、より一層硬くなります。縫い目も今までで一番きれいに揃いました。

どちらかというと、硬いダンボール紙を縫っているような感じです(硬いダンボール紙を縫ったことはないので想像ですが )。

 

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今回は、「同じものを5つ作る」ことで、それがどのようにスキルアップにつながるか、ある意味、実験的な試みでもあったのですが、ただ単に5つ作るだけではなく、素材を変えることによって、今まで気づかなかったことに出会えたなぁ、と思います。

そういう意味では、1足くらいはミシンを使ってみても面白いかな、なんて考えています。

 

素材を変えたといっても、3足とも牛で、なめしや厚さなどの違いでした。世の中には、馬や鹿、ダチョウ、ワニやトカゲだってあります。耐久性、質感、用途によって、使い分けするのでしょうが、何をどうして良いのか、想像もつきません。まだまだ奥が深く、楽しみは尽きないレザクラです (^-^)