「靴と革の日々」 by 靴屋の小人

靴屋の小人が一生懸命靴作りとレザクラをするお話です

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ご閲覧いただき、誠にありがとうございます m(_ _)m

今年の2月19日から始めたブログですが、遂にアクセス数が1000を超えました。今まで全部で48の記事を書いたので、1記事あたり平均で約20人の方に見て頂いていることになります。始めた頃のアクセス数は、一回アップするごとに3とか5だったので、最近のことだ…

縫うぞ〜!(今度は本当)

「穴を菱形にするのは、縫い目をきれいに揃えるためなんですよ。」と、マスター。 針を通した後に糸を引っ張るんですが、その時は菱目の形に合わせて一定方向に引っ張ると、綺麗な縫い目が揃うそうです。常に同じ動作を同じ力加減で繰り返すことにより、同じ…

縫うぞ〜! (でも、まだだけど)

初めての手縫いです。 手縫ができるようになると、他のレザークラフトにも役に立つので、しっかりとマスターしたいと思います。 履き口のところから取り掛かります。 まずは穴あけから。 穴あけには、ねじ捻と菱目打ちとハンマー?を使います。 革の端から均…

裁断、そして貼り合わせ

パーツはこれに、クッションとして入れる中敷です。後の工程のことを考えて、銀ペンの線よりも2ミリ程度大きめに裁断します。 続いて、アッパーの部分を貼り合わせます。茶革が内側、黒革が外側なので、若干内側に湾曲するように貼り合わせます。 貼り合わせ…

靴屋の小人、売り物を作る!?

今回は、型紙製作からするのではなく、マスターのオリジナル型紙を使います。 実は、今、工房でやっているワークショップで使っているものを使うのです。とはいえ、マスターが商品として作っているルームシューズの型紙とほぼ同じで、ワークショップだけで使…

靴作り第二弾 〜靴屋の小人、ルームシューズを作る〜

靴作り第一弾で、無事スニーカーが完成したので、調子に乗って第二弾ということになりました。 今回は、 「ルームシューズ」 です。 ルームシューズと言っても、執事の居る大きな洋館に住むお金持ちが履くイメージのものではなく、ただ単なる革製のスリッパ…

靴屋の小人が修行している工房のご紹介(その2)

前回は外観をご紹介しました。今回は内部です。 漉き機、ミシン、グラインダー、圧着機など、様々な機械が所狭しと並んでいます。 真ん中には、数人でのワークショップが可能なように、大きなテーブルがどーんと置かれています。 テーブルの真ん中には、様々…

遂に完成しました (^-^)

木型を抜いて、中敷を入れれば完成です。 そして、仕上げに靴磨き。 制作途中に付いた小さな傷や擦れを補修してあげます。 バーガンディと、ずっと思っていたのですが、靴クリームはワインの方が合いました。色目はメーカーにもよるので、買うときにはよく選…

靴屋の小人が作っていたのは、実はあのオールデンだった!?

今の今まで全く知らなかったのですが、僕が作っている靴、実は オールデン モデファイトの木型だったのです。 正確に言うと、オールデン モデファイト風の木型なんですが (^◇^;) 4ヶ月前、どんな靴を作るかを考えるときに、マスターから靴の本を貸してもらい…

靴底貼り合わせ

ついに最後からひとつ前の工程になりました。 靴底を貼り合わせるときには、スーパー強力な接着力を持ったボンドを使います。 まずは、貼り合わせる双方に薄く均一にボンドを塗ります。革やゴム底がボンドを吸収するので、念のために二度塗りします。 しばら…