靴作り4作目(チャッカーブーツ)
コバを磨いていきます。 靴用の蝋をコバに塗ります。 この蝋は、熱をかけると溶けて革にしみ込み、 温度が下がると固まる性質を持っています。 まずは固形の蝋をコバに押し当てて、コバの表面を万遍なくコスコスします。 熱をかけるのはコバ磨き用のコテを熱…
前回は下の写真のようにガタガタだったヒールを、グラインダーで粗削り するとこんな感じに。 後ろから見ると こんな感じです 大きめに切ったゴム板を底付けボンドで貼って、同じように研磨していきます。 一体になったヒールが完成。かなり形になって来まし…
底付け職人さんのところから帰ってきました。 中はこんな感じです さて、ここからヒールを積み上げていきます。 中心から外に向かって湾曲しているので、中心部を少し削った後にテープを巻きます。(一段目) (ちなみに、靴底を少し染色しました) 2段目を貼っ…
中物を埋める作業です。中物はクッションの役割をします。 中敷とアッパーの吊り込んだ隙間の型をとって革を切り出します。 きれいに埋まりましたね 靴底を貼りますが、中敷と同じように木型に合わせてカーブをつけます。 ボコの登場です 靴底に水をつけて柔…
釣り込んでから1週間。 安定したので釘を抜いてボンドで貼り付けます。 全面貼り終わりました。 ひだになって盛り上がっているところを包丁で切り取ります。 あらかた切り取れたら、後はグラインダーで研磨します。 銀面の残ったところは、紙やすりでゴシゴ…
前2作はスニーカーだったのでゴム底を貼り付けたのですが、今回はブーツなので革底にしました。 革底って、高級靴の感じせえへん?ごっつ〜ええ感じ 厚さは5mm! 普通のレザクラでは、まず使わない厚さだと思います。 取り敢えず粗断ちをしました。 めちゃく…
やっぱり吊り込みが、靴を作ってるんだ感を一番感じる時です。 水に濡らしたかかと芯をアッパーとライニングの間に入れてノリで貼り付けます。 まずはかかとから。 左右を均等に吊り込んでいきます。 革が硬いので、どうしても浮き気味になります。しっかり…
先芯とかかと芯を作ります。 吊り込みの前にトゥとかかとの部分のアッパーとライニングの間に入れ、靴の型崩れを防ぐと共に強化を図ります。 見た目にはほとんど影響せず、かつ、めっちゃ地味な作業のくせして、時間はかかるわ、気は使うわ、靴作ってる感は…
アッパーが終わったので吊り込みの準備です。 まずは、吊り込みのベースとなる中底を作ります。 厚さ5mm程度の床革を、型紙に合わせて切り出します。 レザクラというよりは、どちらかと言うと大工仕事に近い感じです 一気に切るには相当の力が要ます。多分、…
前半戦の山場です 羽根とトゥの部分をゴムのりで貼り合わせます。 全て貼り合わせたらこんな感じ ダブルステッチの内側→カンヌキ→ダブルステッチの外側と、一気に縫い上げます。 反対側は、ダブルステッチの外側→カンヌキ→ダブルステッチの内側になります。 …
市切りです。 貼り合わせた裏側の革(ライニング)を縫い合わせた後に、はみ出した部分を切り取る工程です。 あまり深く切りすぎると縫い目の糸まで切ってしまうし、浅く切ると表の革からライニングの革がはみ出てしまいます。 気を付けねば。 「市切り」と言…
アッパーを完成するまでに、ミシン掛け以外にもいくつかの工程が有ります。 ハトメ(靴紐の穴)を開けるのもその一つです。 今回は、片面ハトメを使います。 片面ハトメだと外からは見えないので、その方がヌメ革のナチュラル感が活かせるかなと思って ライニ…
今回はダブルステッチに初挑戦! まずは1本目用の線を引きます。 そこそこ際を攻めます。上手く行くかなぁ(ちょっと心配) 取り敢えずは何とかなった もう片方も出来た 真ん中の尖ってるところは、位置を合わせるために、微妙に手回しでミシンの針の位置を調…
踵の部分です。 前回は縫い割りまでしたので、今回はその部分を縫います。 張り合わせた部分は、どうしても強度が落ちるので補強が必要なのです。 まずは銀面を荒らしてゴムのりでペタッ! ミシンでコの字に縫います。 出来上がり〜 「縫い目が乱れないよう…
靴作りには色々な技法があって、縫い割りもその一つです。 一枚の革で靴作るのが強度的には一番ですが、立体に作らないといけないので、どうしても革と革を貼り合せて縫うことになります。 縫い合わせると縫ったところが凸ってなるので足当たりが悪くなりま…
トウとタンの部分の合体です。(上がトウ、下がタン) 銀面を荒らしてから、ゴムのりで接着からの圧着 靴の形に合わせて丸みをつけて張り合わせます。 ミシンを掛けます。が… 悲惨な出来上がりです いくら見えないところだと言ってもねぇ… 緩やかな山なりカー…
ライニングから始めます。 まずは漉き機で漉くのですが、薄い豚革なので無理は出来ません。 上手く漉けてない部分は手で漉きます。 漉き機で漉いた後、半分くらいは手で調整しました。 次にアッパーです。 漉き機を使う場合、漉き始めの部分(上の端)はどうし…
憎っくきコロナウイルスのせいで2ヶ月間も靴作りをお休みしていましたが、ついに復活です 前回はアッパーの型紙作りまでだったので、その続きのライニングの型紙作りから再スタートです。 パーツは3つ、トゥとタンと羽根の3つです。 重ねしろや縫いしろを…
上(写真左手)が修正前、下(写真右手)が修正後のヴァンプの型紙です。 赤字のところが修正するラインです。ヴァンプと羽根の貼り合わせる位置を矢印の方向に移動させました。 木型に紙を貼り、それから型紙を起こしたのですが、2Dから3D→3Dから2Dへ変遷して行…
アッパーを縫い付けました。 木型に乗せるとこんな感じです。これから吊り込みます。なんとなくのイメージだけですが、いい感じじゃない? 実際の革とは違うので、全く同じに吊り込むことが出来るわけではありませんが、シワが寄ったり革が浮いたりすること…
「仮靴を作ってみましょう。」というマスターのお言葉にドキドキ。 「仮靴」って言う響きだけで、一気に高級感が上がります。 ちゃんと作れるかどうか確かめるだけなんですがね(^◇^;) (デザインの仕方が無茶苦茶なので危なっかしくって…)と言うのがマスター…
くるぶしが隠れる程度の外羽根短靴の製作です。 コンセプトとしては、ちょっとオシャレで遊び心のある街履き。デザインはチェッカブーツ風ということで始めました。 スニーカー第二弾が思いの外うまく行ったので、図に乗っています。 で、出来たデザインがこ…