「靴と革の日々」 by 靴屋の小人

靴屋の小人が一生懸命靴作りとレザクラをするお話です

底の処理(後半)

 

中物を埋める作業です。中物はクッションの役割をします。

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中敷とアッパーの吊り込んだ隙間の型をとって革を切り出します。

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きれいに埋まりましたね😊

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靴底を貼りますが、中敷と同じように木型に合わせてカーブをつけます。

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ボコの登場です😊

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靴底に水をつけて柔らかくしてから

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金槌で叩きます。

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次に、中物に穴を開けてシャンクを埋め込みます。

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シャンク(shank)とは、靴のアーチを支える役割を持つ、インソールに埋め込まれた芯材のことです。

ヒールのある靴に見られる土踏まず部分のアーチを支え、体重が掛かっても靴が歪まないようにする役割を持っている芯材です。

金属のほかにも、木材や革、プラスチックなどの素材が使用されます。

 

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靴底に押ぶちを貼ります。実際には底はゴムのりで貼るんですが、如何にも縫った風を装うことが出来ます😅

いつか遠い将来、本当に縫ってみたいな😊

 

取り敢えずアッパーを乗せてみました。いい感じ👍

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ゴムのりを付けて圧着します。

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取り敢えず完成。

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ここからは、底付け職人さんにお願いしてマッケイ製法で縫って頂きます。

 

どうなるのか楽しみです😊