「靴と革の日々」 by 靴屋の小人

靴屋の小人が一生懸命靴作りとレザクラをするお話です

仮靴を作ってみます(^-^)

 

「仮靴を作ってみましょう。」というマスターのお言葉にドキドキ。

「仮靴」って言う響きだけで、一気に高級感が上がります。

ちゃんと作れるかどうか確かめるだけなんですがね(^◇^;)

(デザインの仕方が無茶苦茶なので危なっかしくって…)と言うのがマスターの本音だと思っています。

 

アッパーだけで吊り込んで、そこそこ吊り込めるかどうか確かめます。

 

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決め型が出来たので革を裁断します。本番では裁断型を作ります。

 

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マスターが使わない革をもらって作ります。真ん中の革はスエード?みたいな感じですが、左右を間違えて裁断したため普通の革を裏返して使うようにしたのでこうなっています。何をやっても万事この調子。失敗ばかりで学びのない状況が続いています(ー ー;)

 

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ゴムのりが乾いてから縫製して吊り込みです。タンの部分もうまく処理ができています。靴作りの天使さん、ありがとうございました😊

ザックリのイメージでは、なんとか吊り込めそうです。

 

この木型は元より外側に大きく張り出していて、その上、僕の足が広いので、より一層靴の内外が非対称になっています。(上から見るとよく分かります。)

 

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ですから、型紙上で違和感がなくても、出来上がった時に違和感の出ないような形にデザインしないと、履いた時に、なんかバランスの悪いの形の靴になってしまいます。決め型を作る時に最初に描いた線から色々と修正していくのですが、マスターから色々と説明を受けても何故そうするのかあまりよく分からないままに作業を進めていき、結果として(今のところは)上手くいっている、そんな状況です。

 

ブーツ風デザイン x  木型の特徴 x  ヌメ革のため、難易度が一気に上がり、大変なことになっている現場から、靴屋の小人がお伝えしました(^-^)