「靴と革の日々」 by 靴屋の小人

靴屋の小人が一生懸命靴作りとレザクラをするお話です

靴作り6作目(プレーンギブソン)

プレーンギブソンの完成です😊

これからヒールを積んでいきます。 まだヒールは付いてません。 革のヒールを3枚と最後にゴムのヒール、合わせて4枚積み上げます。 表面を処理してから底付け用のボンドを付けて、ずれないように接着します。一度付けると絶対に剥がれないので一発勝負です。…

底を付けます😊

底が付きました こんな感じです。マッケイはプロのミシンでガガガガッてやってもらいます ここにこれを貼り付けます。 実は、足を入れてみると左右微妙に違っていまして。最初は分からなかったんですが、両足を入れて比べてみると、ん、ん、?って感じで、よ…

何だかんだで底作りです👞

3ヶ月ぶりにエンジンをかけました 何をどこまでやっていたのか、ほとんど忘れかけております こんなところで終わっていました。 今回は釘を抜いてボンドで貼り付ける所からです。 うねうねになっているところはザックリと包丁で落としてから全体をグラインダ…

吊り込み(後編)

踵の吊り込みが終わったので次はつま先です。 先芯を水で濡らして柔らかくしボンドを付けてライニングに貼り付けます。 ハンマーで少しずつ叩きながら成形していきます。 成形が出来たらアッパーと張り合わせます。 それではいよいよ吊り込みの開始です まず…

吊り込み(前編)

吊り込みです 靴作りの面白さ、難しさは色々あれど、僕はやっぱり吊り込みが最も靴作りの醍醐味を味わえる工程だと思っています。 デザイン派とか底付け派の人の言い分も分かるのですが 吊り込みの一番のお気に入りポイントは、今までほぼ平面だったものが、…

地味っ! でも大切な工程です😊

先芯と踵芯をを切り出して周囲を漉きます。床革で硬い上に繊維が荒いのであまり上手く漉けません。なので少し水で湿らせて漉いて行きます。 極力段差が出ないように斜めに漉きます。いわゆるゼロ漉きと言われるやつです。段差ができると、そこに足が当たった…

アッパーが完成!

アッパー最後の工程として羽根を完全に固定するために縫い付けるんですが、かなり厚くなるのでミシンは掛けずに手縫いにしました。縫い目がアクセントにもなるので良いかなということで 縫う位置の確認のために木型に乗せて合わせてみると、最初に型紙に落と…

アッパーとライニングの縫い合わせ

アッパーとライニングを縫い合わせて行きます。 パイピングした際を縫っていきます。離れたところを縫ってしまうと少し間伸びした感じになって、これはちょっとということになります。なのでほとんど重なっても良いくらいの所を縫うのでいいんだと思います。…

ドッグテールとアイレット

ドッグテールを縫い付けます。小さいパーツなので一針一針ミシンを掛けます。 確かに犬のしっぽみたいですね もう少し外側を縫いたかったけど、まぁこんなもんか ここで問題が発生! 羽根のパイピングが上手くできていなくて…想定よりも内側を縫っていたみた…

縫い割とパイピング

縫い割はいつもやっている工程なので慣れたものです 内側からテープを貼り縫い目を強化するためにテープのサイドを縫いました。 次はパイピングです。マスターにいくつかの方法を示してもらって「どうします?」って聞かれたので、「パイピングで」と何も考…

パーツの縫い合わせ

まずはタンを縫い付けます。直線なので久しぶりのミシンとしては良いエクササイズです。 次にライニング。 アッパーと同じくタンを縫い付けます。 ライニングなのでそれなりに縫えれば良かったのですが、結構綺麗なダブルステッチになりました。 本当にたま…

漉きます!

久しぶりに漉き機を使いました。 0スタートを覚悟していたのですが、意外や意外! それなりの感覚が残っていて、大暴走!ということはありませんでした。ほっ 漉き機の入らないところは手で漉きます。 この漉き包丁はReiLeatherさんのところで購入したもので…

パーツの切り出し

まずはアッパーのパーツを切り出します 久しぶりで緊張〜 きれいに切り出せるかなぁ... ・・・ 出来ました (きれいかどうかは別にして) アッパーは牛のシボ革。ナチュラルシボなので、場所によってシワの形や大きさが異なります。カバン用の厚手の革を専門店で…

プレーンギブソンに挑戦!

プレーンダービーとも呼ばれる外羽根でプレーントゥのオーソドックスな革靴です。 「本格的に靴作りやってますねん」って言えるタイプの靴です。 デザイン的にはこんな感じです。羽根の部分はアッパーに縫い込まれる形で切り返しがありません。某高級英国紳…