「靴と革の日々」 by 靴屋の小人

靴屋の小人が一生懸命靴作りとレザクラをするお話です

プレーンギブソンに挑戦!

 

プレーンダービーとも呼ばれる外羽根でプレーントゥのオーソドックスな革靴です。

「本格的に靴作りやってますねん👞」って言えるタイプの靴です。

 

f:id:shoemakers:20220414184050j:image

デザイン的にはこんな感じです。羽根の部分はアッパーに縫い込まれる形で切り返しがありません。某高級英国紳士靴メーカーのあの定番靴をイメージして作りました。な、なんと大胆な。これ以上は畏れ多くて口に出せません。

出来上がった作品を見ても、あまりにも下手すぎてオリジナルが何だったのかは決して分からないと思いますが😅  

最初に作った型紙では立体にすると羽根が重なり合ってしまったので、羽根の形と切り込みの位置を調整して作り直しました。

 

f:id:shoemakers:20220414184149j:imagef:id:shoemakers:20220414184228j:image

アッパーとライニングの裁ち型です。

 

アッパーのパーツは4つだけ。今までになく少ない。そういうデザインなのでそれでいいのですが、はたしてちゃんと吊り込めるのか今から心配です😅

ちなみに、僕の今時点での靴作りの目標はホールカットのドレスシューズを作ることで、今回はその前哨戦でもあります。

 

この型紙をベースに紙でパーツを作り、木型に乗せ合わせたのがこれです。

f:id:shoemakers:20220414184018j:image

 

紙で作ったとはいえ裁ち型から作っているパーツなのでそれなりの精度です。木型にフィットするように一度クシャクシャにしてから貼り合わせました。浮きや引きつりもあまりなく、なかなかいい感じです。

最終的には、どちらかと言うとカジュアル寄りの仕上がりにしたいと思っています。

出来上がりをお楽しみに😊