吊り込み作業(3)
「どれどれ。ちょっと右によってますね。それからここのところが少し浮いています。」
何本か釘を抜いて、吊り込みをし直して、釘を打ってもらいました。
ほ〜、さすがマスター。何点か直しただけで、綺麗なカーブが出ました。良かった (^-^)
このように、作業は行きつ戻りつしながらも、少しずつ形になっていきました。
踵が終われば、次はつま先。
だんだんコツがつかめて、作業も順調に、と思いきや、どうやってもシワが取れなくなり…
マスター!
「ここに打っている釘が邪魔してどうやってもシワが取れませんね。一回抜いてやり直しましょう。
コンコンコン。ここも邪魔してますね。コンコンコン。これでどうでしょう。」
僕が打った釘を半分くらい打ち直してもらい、なんとか収まりました。(^_^;)
後は、見よう見まねで抜いたり打ったりしながら少しづつ追い込んでいきました。
ようやく全部打ち終わったのが1時間半後です。ぎりぎりセーフ、間に合いました。出来上がりがコレです。
苦労の跡が伺えますね。でも、本物の職人さんの中には釘16本で吊り込むという人もあるんですって!
また、吊り込みをする機械もあるんだそうです。(千手観音のようなものなのかなぁ…)
で、アッパーは、というと
ジャーン!
やっぱ、どう見ても靴ですよね。むちゃくちゃ感激です!
我ながらよく出来たものだと思います(半分以上はマスターに助けてもらったんだろ〜が!)
やっと左足が終わりました。次は右足です。先は長い…