「靴と革の日々」 by 靴屋の小人

靴屋の小人が一生懸命靴作りとレザクラをするお話です

立体から平面へ(1)

こんにちは、靴屋の小人です (^-^)

 

ついに靴作りが始まるわけですが、まずは、靴を作る革を裁断するための設計図を作らないといけません。設計図の作り方については色々あるそうでして、木型に直接ラインを引く方法や、木型のかたちを紙に落とし込む方法など様々です。

 

今回、僕が挑戦するのは、木型に紙テープを貼って型を作り、そのテープを剥がして紙に貼って紙型を作る方法です。マスターには色々と説明してもらうのですが、正直、なかなかイメージがつかめず、???みたいな感じでスタート。とにかくやってみよう!ということで木型にテープを貼りました。(決してマスターの説明が悪いのではなくで、僕の想像力が乏しいのです。念のため。)

 

テープは、紙?製の幅広のもので、一度貼ってもまた剥がすことができる、でっかい絆創膏(ばんそうこう)のようなものです。

2Dのテープを3Dの木型に貼るのですが、シワにならないように貼らないといけないので、これがなかなか難しい!

なぜシワになってはいけないのかというと、そのテープを剥がして紙に貼る時、シワがあるとその部分が伸びて正確な型にならないからなんだそうです。(ふむふむ、な〜るほど。)

よしっ、では貼ろう!ビーっとテープを伸ばしてと。(げっ、シワになった!いきなり〜!?)

シワになっても大丈夫。もしシワになったとしても、そのシワをシッカリとつぶして元に戻らないようにすればいいんです。(ほっ、良かった…。)

気泡ができないように、全体を覆うように貼れば出来上がり!気泡ができないように貼るのも、シワを作らないようにするのと同じ理屈です。

 

(続く…)