地味〜な作業 (^-^)
最終コーナーに差し掛かる前に、超〜地味なパーツを作ります。
ヒールの所に入れる芯と中敷です。
ヒールの形にカットした芯の周りを中心から端に向かって漉いて行くのですが、端っこでは0ミリにするという、通称「0漉き」ってやつです。
革は今までとは違う質感の革で、結構厚くて無骨な感じです。あらかじめ、マスターが包丁を研いでおいてくれたのですが、なかなか難物の革なので、すぐに上手く漉けなくなります。皮が厚くて繊維質が多い上に、タンニンが多く含まれているとそうなるそうです。
最後には、少し水を含ませて漉きました。漉き易くなる反面、漉きすぎにも注意が必要になります。
つまり、「あ゛〜!😭」ってことになるということです…(経験談)
続いて中敷を作ります。これは、先ほどの芯より一層硬くて分厚い革です。中敷は端面が綺麗に出ないといけないので、力を入れて一気に切ります。今までになく、ぐうぃ〜っと力を入れます。
更には、ソールを付けるための厚さ調整に、木型の底に一枚皮を貼ります。これは、スニーカーに限っての独特な工程なんだそうです。
完成したのがこれです。
いずれにしろ、目立たない、あるいは見えない所で活躍してくれるパーツ達でした。
次回は遂に、靴作りのメインイベントである、吊り込み作業です。
乞うご期待 (^-^)