「靴と革の日々」 by 靴屋の小人

靴屋の小人が一生懸命靴作りとレザクラをするお話です

革の裁断(2)


(…続いて)

 


そんなに力入れなくても切れるんだ…

そう気付いた後は、リラックスして切ることが出来るようになりました。

集中して、一気に表側が終わり、次は裏側。やはり、革が柔らかいから、表よりも難しい。引っ張られるので、革がシワになって切りにくいわ、銀ペンの線が見えにくいわで、四苦八苦。

でも、だんだんコツがつかめるようになって、スムーズに包丁の刃が進むと、徐々に乗ってきて、気持ちよく集中できます。

 


そして、ついに完了!

 


結構この工程は大変でした。でもそれなりに達成感はあります。

で、出来上がりは↓↓↓

 

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マスターにも、まずまずに出来、とお褒めの言葉を頂きました。

お世辞としても嬉しいです (^-^)

 

しかし、この先にも苦難の道があったのは、その時の僕は知る由もなく、機嫌よくその日の作業を終えたのでした。