「靴と革の日々」 by 靴屋の小人

靴屋の小人が一生懸命靴作りとレザクラをするお話です

アッパーの裁断

アッパーを切り出します。

 

コシがあって表面はスムーズなヌメ革。今までで一番切り易かったです。

 

慎重に時間をかけて切ったので、少々疲れましたが何とか出来ました。

 

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柔らかな手触りの割にはしっかりしているので、切っていても包丁に革が引っ張られることはありませんでした。革にも色々あるんだなぁ。

 

実際に、今までに触った革は10種類にも及ばず。また、同じ革でも厚さが違うと作り方、作り易さも異なるだろうから、僕の経験といえば0にも等しいようなもの。

そう考えれば、逆に気が楽になって、ぼちぼち行くしかないんだと、考える今日この頃です。

 

明るいベージュ色で、表面に若干のコーティング。ゆっくりとした時間の流れの中で変わっていく表情。

スニーカーになった時にどんな感じになるのか、今から楽しみです。

 

あわせて、先芯と踵芯も床革で作りました。

 

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