「靴と革の日々」 by 靴屋の小人

靴屋の小人が一生懸命靴作りとレザクラをするお話です

アッパーのデザイン 面白むずい (^_^;)

前回は、8ヶ月も前にやった工程なので、すっかり忘れています。

とりあえず基本の型は出来ているので、そこから半月型を作ります。前回の型も参考にして、ここはうまく行ったから同じにして、良くなかったところは修正して、みたいに。

やっぱり一度経験していると強いですね。出来上がってみないと分からないというのと、こうすればこうなるんだというようなイメージが掴めるのとでは大違いです。

 

前回はプレーントゥだったので、今回はストレートチップの靴のようにしようと思います。

キャップトゥの部分については、マスターお手製のキャップトゥ用定規を使います。これは、実際の靴は内外対称ではないのですが、上から見ると切り替え部が真っ直ぐ(ストレート)に見えるよう線を引くための、優れモノの道具です。

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このほかにも羽根専用の定規などもあります。知識と経験、試行錯誤の賜物として出来上がった職人の宝ですね。

 

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で、完成した半月型がこれです。

 

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これを基にして、まずは紙アッパーを作り、イメージどおりのデザインになってるか確認します。