「靴と革の日々」 by 靴屋の小人

靴屋の小人が一生懸命靴作りとレザクラをするお話です

型紙作り

2023年の靴始めです😊

 

昨年末にデザイン型が終わったので断ち型を作ります。

特別なことはありませんが、平面が立体になるための様々な仕掛けがあるのは、靴作りをされている方にはよくお分かりのことと思います。ここに何ミリ足すとか、ここはこの位置から線を引くとか。多分、それぞれの職人にはそれぞれの考え方があり、基本は同じなんでしょうが、微妙にさじ加減が違うのだと思います。僕なんかは取り敢えずはマスターの言われたとおり訳も分からないまま作業を進め、後になって、ああ、なるほどな、と感動するばかりで、でも、次の時も相変わらず、ああしてこうしてと教えてもらって、進歩のないまま時は過ぎて行くのでした😅

今回の新しい試みの一つとして、ブローグ(飾り穴)を付けます。綺麗に揃えて穴を開けるのは結構大変なんだろうな、と思ってたんですが、実はブローグ用の目打ちというものがあって、写真がそれなんですが、これを使うと一定の間隔と方向でブローグが開きます。優れものの工具です。

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アッパーの型紙が4種類、パーツは全部で5枚になります。(実はヒールのところにもう一つありました😅)

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ライニングも型紙が4枚、パーツが5枚です。

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次回は革を裁断し、漉いたりミシンを掛けたりです。いよいよです。😊