「靴と革の日々」 by 靴屋の小人

靴屋の小人が一生懸命靴作りとレザクラをするお話です

命を頂くということ

 

人(人間)という生物は、自分以外の命を奪わない限りは、生きていくことはできません。

広い意味においては、野菜を食べたり、害虫を駆除したりすることも、自分以外の生物の命を奪う行為に他なりません。

 

これは、多かれ少なかれ他の多くの生物にもいえることなのですが、特に人は、その進化の過程において高度な知能を持つことになったので、他の生物より大きな力を得ることができ、それが故に多くの命を奪っている現実があります。

つまり、自分たちの生活を豊かにする、あるいは自分たちの命や暮らしを守るという目的のために、多くの他の生物を犠牲にしているのが人です。

このことは、人が生きていく上において絶対に避けることが出来ない事実で、どうしようもないことだと考えています。だからといって、何をしても良いということにはなりません。ただ、その許容範囲については非常に意見の分かれるところで、このブログの中で語り尽くせるようなものではありません。個人の思想信条の話から、地域の生活、経済活動、企業経営、更には環境活動、政治・外交にまで関わる問題になります。

 

しかし、そのような状況の中でも、僕の中で一つだけはっきりしているのは、「人は人として生きていくために多くの命を頂いているのだから、命の意味をよく考え、命を大切にし、命に対して感謝と畏敬の念を抱いて生きていかなければならないのだ。」と、いうことです。

このことだけは、どのようなことがあっても変わることはありません。

美味しいものを食べたり、革靴を履いたり、レザクラを楽しんだりすることは、僕の中ではとても大切なことです。また、その中で作られていく人と人との繋がりは、何ものにも変えることは出来ません。ただ、その後ろにある命の営みを忘れることなく、そのことをしっかりと胸に刻み込んで生きていくことが、命を頂いているものの使命なのではないのか、と思います。

 

この度、ご縁があって、しっぽ企画さん(@fzt_pk) と Rei Leatherさん(@reileather) のコラボ企画に参加させて頂き、しっぽ企画さんとRei Leatherさんの活動に強く感銘を受けました。また、改めて「命を頂くということ」について、考えを整理することも出来ました。本当にありがとうございました。

 

 

https://ameblo.jp/reileather/image-12560196527-14658078217.html

(Rei Leatherさんのブログより引用)

 

しっぽ企画さん : https://minne.com/@shippokikaku/profile    https://shippokikaku.thebase.in/

Rei Leatherさん : https://ameblo.jp/reileather/